冠とは、元服加冠の儀、人生の中でもっとも大きな節目の儀式のことです。それが拡大解釈されて、誕生から成人、長寿祝いまでの慶弔行事を意味するようになり、人生の節目の祝い事も含まれるようになりました。

赤ちゃんの誕生を祝う行事。生後1ヶ月頃、祖母に抱かれて両親とともに生まれた土地の守り神である産土神様(氏神様)に参拝し、氏子の一人となったことを報告します。併せて、子供の誕生を感謝し、健康と幸せを祈ります。

子供の成長を祝う年中行事。男の子は5歳、女の子は3歳と7歳にお祝いします。数え年または満年齢が達した11月15日(を中心とする前後の休日)に神社や寺などに詣でて、子供の成長を感謝し、将来の幸せを祈ります。


真新しいランドセルを背負い、桜の咲く中行われる式典。小学校、中学校と続く義務教育の始まりの一歩で、家族にとって晴れがましい式典の一つです。

学習要領を終了し、次のステップへ進むための一つの区切りとなります。「始まり」のための「終わり」として、晴れがましい中にも感動の涙のある感慨深い式典です。

満20歳の男女を招いて、成人の新しい門出を祝う式典。戦後に制定された祝祭日で、昔の元服加冠の儀にあたります。この日を境に大人とみなされ、社会の一員として正式に認められたことを記念してお祝いします。

満60歳のお祝い。ますます元気にという願いを込めて、赤いちゃんちゃんこ、赤い座布団などを贈るならわしがあります。赤いものを贈るのは、「赤ちゃんに還る」という意味と赤は魔よけの色であることによります。

還暦の60歳に続く、数え年で70歳の古稀、77歳の喜寿、80歳の傘寿、88歳の米寿、90歳の卒寿、99歳の白寿のお祝いを指します。祝い方は還暦と同じで、古稀・喜寿・傘寿・卒寿は紫、米寿は金茶・黄色、白寿は白いものを贈ります。
